ドラゴンボールのテーマパークがなぜサウジに?

2024年3月、衝撃的なニュースがありました。

「サウジアラビアのキディアに、ドラゴンボールのテーマパークが建設されることが決定しました」

知っている人も多いと思います。

ニュースを聞いた人がみんな思ったはず

「なんでサウジ?」

「なんで日本じゃないの?」

そもそも「キディヤ」って何?

テーマパークが建設されるのは「キディヤ・シティ」という超巨大なエンタメ都市。

サウジアラビアの国家プロジェクトってこともあり、計画エリアは約360km²

360km²って言われてもイメージできないですよね。

比較するとこんな感じ👇

大阪市約225km²
名古屋市約326km²
東京23区約628km²

ホントに 街そのもの を造ってるわけですね。

将来的には50万人以上が暮らす都市を目指してるそうです。

そして、その中にこういった施設があるわけです。

・Six Flags(アメリカ発祥の大型遊園地)
・巨大ウォーターパーク
・スタジアム
・eスポーツ地区
・ホテルや商業施設

そこに、ドラゴンボールのテーマパークも追加ということです。

ドラゴンボールパークが 単独で造られるわけではありません。

これ、かなり重要なことだと思います。

ドラゴンボールの単一IPでも問題ない!

コテツ

IPとはIntellectual Propertyの略で知的財産のこと。
アニメやゲームでは作品、キャラクターのことを指します。

既存の大型テーマパークって、複数のIPで成り立ってることがほとんど。

USJミニオン、ハリーポッター、マリオ、etc…
ディズニーランドミッキー、シンデレラ、美女と野獣、etc…
ジブリパークトトロ、もののけ姫、千と千尋、etc…

そのため

「ドラゴンボールだけで成り立つのか?」

「ドラゴンボールだけで継続できるのか?」

なんて声もありました。

たしかにドラゴンボールパーク単体で見れば、IPはドラゴンボールだけです。

でも、キディヤ全体で見れば話は別。

Six Flags、ウォーターパーク、eスポーツ地区など、いくつもの大型エンタメ施設があるんです。

ドラゴンボールのパークは、巨大なエンタメ都市「キディヤ」を構成する施設のひとつなんです。

でも、なんでサウジなの?

キディヤは、サウジアラビアの国家戦略「Vision 2030」の1つ。

ほかにも、NEOM、Red Sea、Diriyah、ROSHNといったプロジェクトがあるようです。

これらについては省略します。(っていうか、よく知らん💦)

この戦略、簡単に言えば、

「石油だけで食っていく国から変わろう!」

というもの。

サウジの経済は、石油に依存してる状態。

2014年の原油価格暴落のようなことが起こると、財政が一気に悪化するわけです。

そこで!

石油で稼げるうちに、石油以外でも稼げる国をつくろう

というのがVision 2030なんです。

で、その中のエンタメ都市計画が「キディア」

で、その中のテーマパークにドラゴンボールってわけです。

……
でも、このプロジェクトを聞いてチョット思った。

「もしかして、石油の底が見えたのか!?」

でも、調べると石油はまだまだ十分あるようですね。

だからこそ、

余裕のある今だからこそ、次の稼ぎ方をつくっておこうってわけなんですね。

ドラゴンボール・テーマパークはどんな感じか?

肝心のパークはというと、

ドラゴンボールにちなんだ7つのエリアに分かれ、30以上のアトラクションが造られる予定。

初代「ドラゴンボール」から「ドラゴンボール超」までの世界を再現してるそうです。

カメハウス、カプセルコーポレーション、ビルスの星など、おなじみの場所も公開されてます。

中央には、高さ70mの神龍。

パークのシンボルなんでしょうね。

神龍には、大型ジェットコースターが設置されます。

さらにホテルやレストランまで併設。

で、これいったいどれぐらいの規模なのか?

ディズニー、USJ規模の 50万㎡

USJ約54万㎡
東京ディズニーランド 約51万㎡
東京ディズニーシー約49万㎡
レゴランド・ジャパン約9.3万㎡

公開されている完成イメージを見ると、サウジの乾いた大地や岩山がドラゴンボールの世界観と合ってますね。

詳しくはこちらを👇

でも、なんでドラゴンボールなの?

公式に、具体的な理由は発表されてません。

ただ、各方面を調べるとなんとなく見えてきました。

・世界中にファンがいる。
 ドラゴンボールは世界的に知られた作品。中東にも多くのファンがいます。

・ファンの世代が広い。
 1984年に連載開始のため、子どもだけでなく、親世代まで知っています。

・テーマパークとの相性がいい。
 内容がライド系のアトラクションにも向いています。

・設計側にもガチファンがいる
 設計を担当するFalcon’s Creative Groupには、ドラゴンボールのマニアが多数いるそうです。
 実際、それも同社がこのプロジェクトを任された理由の一つだったと説明しています。

・東映と狙いが一致
 キディヤ側は「ドラゴンボールで観光客を呼びたい」
 東映アニメーションは「ドラゴンボ-ルの海外展開を強化したい」 
 互いのメリットが一致してるため、両社は長期的な戦略的パートナーシップを結んでいます。  

やっぱりサウジで正解かも

正直、ドラゴンボールファンとしては 日本に造ってほしかった。

そう思うのはボクだけじゃないはず。

森岡さんにも

「ジャングリアじゃなくて、ドラゴンボールパーク造ってよ」

なんて言いたい。

でも、現実的に考えると難しいのかもしれません。

過去の大型テーマパークの事業費を見てみると…

東京ディズニーランド約51万㎡ 約1,800億円
USJ  約54万㎡約1,700億円
東京ディズニーシー 約49万㎡ 約3,350億円
ジャングリア沖縄約60万㎡ 約700億円
ドラゴンボール 50万㎡超未公表

造られた時代も内容も違うので、単純な比較はできません。

ただ、最近の例を見るとヤバい。

東京ディズニーシーに2024年オープンした「ファンタジースプリングス」は、面積約14万㎡で約3,200億円。

ドラゴンボール・テーマパークは、その3倍以上となる50万㎡超。

ってことは、単純計算で1兆を超える!?

しかも30以上のアトラクション、高さ70mの神龍、大型ジェットコースター、ホテルまで造る予定です。

公開イメージをガチで作ったら、いったいいくらになることか。

それこそ国家プロジェクトでない限りムリでしょ。

中途半端な「ドラゴンボールパーク」は見たくない。

だったらサウジに、完成度の高いものを造ってもらった方がいい。

ボクはそう思います。

ただ、ひとつ心配なことが。

いまだに完成予定が発表されてないんです。

とはいえ、これはサウジの国家戦略「Vision 2030」につながるキディヤの巨大プロジェクト。

さすがに、

「やっぱりやーめた!」

とはならない…はず。

完成したら、絶対に行ってみたい。

この記事を書いた人

粥川 小鉄のアバター 粥川 小鉄 webクリエイター

2010年 9月生まれ
2026年 4月名古屋市立工芸高等学校情報科入学
2026年 7月起業
ITパスポート・基本情報技術者検定 取得予定(笑)

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