先日、とある番組で竹島水族館が紹介されてた。
なんでも、2025年に年間来館者数が50万人を突破したらしい。
あの規模で年間50万人は異常なんですって。
ちなみに水族館のある蒲郡市の人口はたった8万人。
対して50万人!
「市民は、年に何回行っとんねん(笑)」
ってことで、調査に行ってきました。
手書きPOPの人気度は?

『竹島水族館が人気になった理由』
これをググると、必ず出てくるのが、「飼育員による手書きPOP」
実際に行ってみると、確かにスゴかった。
そこら中に手書きPOPだらけ。
飼育員だからこそ知っている生き物の性格だったり、ちょっと笑える話だったり。
読んでみると、確かにオモシロイ。
しかーし!!
「誰も読んでなくね?」
いや「全部読んだ」って人もいるんでしょう。
でも、ボクが行ったときに、立ち止まって読んでいる人はほぼゼロでした。
あれ?
「手書きポップが人気の理由」じゃないの?
どういうこと??
お触りコーナーの裏事情

もうひとつの特徴として紹介されるのが
「生き物に触れられる水族館」
ってとこ。
これってほかの水族館でも見られるけど、竹島の場合、タカアシガニや深海のヘンテコな生き物まで触れる。
そのせいか、このコーナーは人気。
この日も凄く人であふれてた。
では、なぜ竹島でこれが出来るのか?
答えはPOPに書いてあったのですが、
近隣の漁師さんとのつながり。
飼育の難しい深海生物をお触りコーナーにおけるのは、獲れた生き物が継続的に入ってくるためのようです。
それと、これはボクの推測なんだけど
竹島のアットホーム感が、悪ふざけしにくい空気を出してるんですよね。
大型水族館で深海生物をお触りコーナーに置いたら、乱暴に触られて、すぐに氏んでしまうんじゃないか。
ルールで行動を縛るのではなく、親近感によって行動を抑制しているって感じ。
新館はスタイリッシュでダメ!
50万突破の一番の要因は「新館のオープン」これで間違いないでしょう。
リニューアルした年に記録更新してるわけだし。
じゃあ、実際のとこ、新館がどうかと言うと・・・
キレイ!
スタイリッシュ!!
・
・
・
でも、正直、物足りない。
そのせいなのか、広いからなのか、空いてた。
そう、新館には、竹島らしさがない んだよね。
こういうのは、大型水族館にやらせておいて、竹島はもっとマニアックなほうがいいんじゃないか。
個人的には
「新館作るより、旧館の増築のほうが良かったんじゃないの」
なんて思っちゃいます。
………
・手書き
・変な展示
・飼育員の個性
お金がない、小さい、という弱点を「らしさ」という強みに変えてきた。
これが成功すると、ついにスタイリッシュ新館を作ることができた。
でも、そこには最大の武器であった「弱さから生まれた個性」がない。
なんか皮肉ですよね。
あっ、でも、
これはあくまでボクの推測です。
なんだかんだ言っても、50万人突破の記録つくってるわけ。
だから、成功ってことなんでしょうね。


魚のマンションやウツボの大量展示、こういったアイデア勝負が、竹島水族館らしくてイイ!
人気の理由
手書きPOP、それに新館。
これが人気の理由と言われてる。
でも正直、これらに興奮してる人はいなかった。
「なんで、これで50万人も来るの?」
う〜ん、わからん💦
じゃあ、自分はどうか?
ボクは「50万人突破」と聞いて来た。
!?
そうか!
みんなも同じか!?
つまり、人気が人を呼ぶ ってことか。
いや、
人気のキッカケはPOPやオモシロ展示だったと思う。
こうしたアイデアがメディアで取り上げられ
「なんか面白い水族館があるらしい」
ってことで、来館者が増える。
それが今度は、
「小さな水族館なのに大人気」
ということがニュースになる。
でもって、年間50万人突破!
すると今度は、その「人気」自体がテレビやネットで取り上げられる。
それを見た人が、また竹島水族館へやって来る。
ここまで来ると、
「POPが面白いから行ってみよう!」
ではなく、
「POPが面白くて、メッチャ人気らしいから行ってみよう!」
に変わってるんじゃないでしょうか。
ボクがそうであったように。
別にPOPが見たかったわけじゃない。
「年間50万人も来るらしい」
と聞いたから。
「そんなに人気なら、行ってみよう」
と思ったわけです。
つまり、
「面白いから人が来る」から「人が来るから人が来る」へ。
今の竹島水族館にとって最大の集客装置は、展示やPOPではなく、
「人気の水族館」という評判なのかもしれません。


