中学2年のとき。
父と2人でベトナムへ行くことになった。
……
いや、
「父を連れてベトナムに行った」
この言い方が正しいかな。
実は、父には軽い記憶障害がある。
だから海外出張に、ドクターストップがかかった。
医者からは
「病院来るのに迷子になる人が、なんで海外行けるの!?」
って言われたらしい。
ハッハッハッ(笑)、いや~マジでそう思う。
でも父は個人事業だから、代わりに行く人がいないし、
母も仕事で付き添えない。
ってことで、ボクに白羽の矢が立った。
「ホーチミンまで連れっててくれ」
って父に言われた。
もう即答で
「イエス!!」
もちろん学校は休むことなっちゃう。
でもどう?
授業よりよっぽど価値が高いでしょ。
===
ベトナムは親日の国って言われてるっぽいし、
日本人も多いらしい。
まぁ、ボクのスマホのスキルがありゃ余裕しょ。
……
甘かった・・・💦
父は生まれながらのトラブルメーカー。
何もしんくっても、次から次へ問題発生。
ホートミンに着いて早々にトラブルが…
空港に迎えがいない(ピンチ度 ☆☆)
もともとホテルといっしょに送迎のタクシーも予約しておいた。
だから入国ゲートを出れば、そこにはプラカードを持った運転手が立ってる。
はず、
……
あれ?
いない。
なんで?
入国ゲートってここであってるよね?
周りにプラカードを持った人がめっちゃいる。
でもボクたちの名前がない。
20分探して、もうプラカード持った人たちもほぼいなくなった。
……
父が言った。
「他のタクシーに乗ろうか?」
仕方なくタクシー乗り場へ向かった。
すると、その途中
いたーーー!!!
プラカードを地面にほったらかしで、寝転がってタバコを吸ってた。
いや、ホント偶然だった。
だって、この運転手、空港の出口からタクシー乗り場の途中にいないんだから。
たまたまヨソ見してたら見っけた。
運転手はこっちの顔を見て 怒り を察したのか、慌ててタクシーまで案内してきた。
まぁ、いいよ。
見つかったから、まあヨシ!
予約したホテルがない(ピンチ度 ☆☆☆☆☆)
タクシーにのって20分くらい、ホテルに着いた。
運転手は荷物を降ろすと逃げるように去っていった。
このとき時刻は夜の11時を過ぎていた。
もう、早くシャワー浴びて、寝たい。
そう思ってホテルに入ろうとしたら
あれ?
ホテルの名前が違う!?
マジか!?
あの運転手、やりやがったな〜💢
じゃあ、ホントのホテルはどこ?
っと、スマホを確認すると… … …
あれ? ここで合ってる。
やっぱりこのホテルで合ってそう。
もう、よくわからんけど、入ってみた。
またよくわからん。
フロントもロビーもない!
何ここ、マンションなの?
父と話しながらウロウロしてたら、急にドアマンがやってきた。
彼は近くにあったベンチを指して
「そこで待て」
と言ったぽい。
もうなにがなんだかわからん。
眠くて考えるのも大変だった。
もう、よくわからんから、とりあえず従った。
……
夜12時を回った。
2人とも疲れてたから、このままベンチで寝そうだった。
そんな状態のところへ1人の白人男性が現れた。
目が合うと
「Come with me(一緒にきて)」
と言ってきた。
いや、もうツッコミどころ満載すぎて、何から聞けばいいかわからん。
でも、もうそんな気力が残ってなかった。
言われるままついていった。
やっぱりこのホテルで間違いなかったようだ。
部屋に案内され、ルームキーを渡してきた。
そんで
「帰るときは、カギを玄関に置いてってね」
と言って去っていった。
…
えっ、それだけ?
チェックインの手続きは?
今の白人の人も、ドアマンにしても、こっちの名前すら確認してないじゃん。
ホントにこんなんで大丈夫なの?
いや、もうどうでもいいや。
とりあえず、眠い。
「考えるのを明日にしよう」
ってことで寝た。
イモトのWi-Fiが動かない(ピンチ度 ★★★★)
次の日。
2人して朝6時に起きた。
父の用事(仕事)は夕方から。
それまで観光することにした。
よし、まずは朝食!
どこ行こう?
と、スマホをとったがマップが開かなくって、
googleも見れんかった。
あー、そうか!
『イモトのWi-Fi』の電源切ったんだった。
よし、スイッチオン!
…
あれ、動かない。
なんで?
何度押しても反応しんかった。
これ、壊れてんじゃん。
スマホが使えんくなると、父さんの仕事場所もわからん。
これは、アカン!
こうなったら最終手段、分解だ!
ってことでバラしていくと、中に初期化ボタンがあった。
まあ、よくわからんけど、押しちゃえ。
ポチッとな。
すると…
…
起動した!
なんかわからんけど、ラッキー!!
ってことで朝食を無事に食べにいけた。
道路がカオス

ホテルを出て固まった💦
ベトナムで最初のカルチャーショック!!
道路渋滞がとりあえずエグイ!
昨日着いたときは、夜遅かったから気づかなかった。
===
車間距離1mぐらいで車とバイクが走っとった。
横断歩道に歩行者がいても止まる気がしない。
なぜこれで事故らない?
おまけに横断歩道が少なすぎる。
向こう側へ行きたいが、見渡す限り信号がない。
これはもう信号無視するしかない!
タイミングを見計らって
「いまだーーー!」
と行きたいが、こりゃ無理だ。
でも、日本の常識を捨てなければベトナムを歩けそうにない。
ってことで現地人を観察。
…
わかった!
ゆっくり歩けば、車が勝手によけてくれるんだ。
よし! 早速トライ。
思った通りだった。
===
ちなみに翌朝。
朝食を食べに外へ出ると、白人の男女4人グループが道路を前に固まっていた。
おそらく昨晩到着した観光客たちだろう。
前日の自分達を見てるようだった。
気になったのでしばらく見てた。
すると、
「 GOOOO!!!」
の掛け声で彼らは走り出した。
でも、すぐにクラクションの嵐。
その様子を見て、父が言った。
「フッ……ビギナーどもが」
たった一日で上級者きどりになってた (笑)
ボッタクリにあう(ピンチ度 ☆☆)

話を戻します。
ホテルを出て、ボクたちはフォーの有名店を目指していた。
5分も歩いたら、すぐに繁華街に入った。
すると突然、父がある男に足を押さえつけられ、靴をはぎ取られた。
「返せ!」
と言い、追いかけると、
男は逃げながら靴磨きをはじめた。
しょうがないから終わるまで待った。
2分後、靴を返してきた。
代わりに父は200,000ドン札(1,240円程度)を渡した。
でも男は
「この20倍出せ!」
と言う。
「アホらし、新品より高いわ」
と父は言い返した(日本語で)
通じてないため、彼は固まっていた。
彼が思考停止してる間に、僕らはその場を去った。
でも、それから1分後、男が猛烈な勢いで追っかけてきた。
ベトナム語で何か怒鳴ってる。
無視して歩いてたが、男もついてきて文句を言い続けてる。
……
しばらくして、ついに父がキレた!
F●CK!!!!
今にも飛び掛かりそうな勢いだった。
これには相手もビックリ!
小声で
「オ-マイゴ」
と言い、それ以上は追いかけてこんかった。
…
てか思ったんだけど、父も男も、興奮してとっさに出てくる言葉が英語なのはなんで?(笑)
Grabの偽物(ピンチ度 ☆)
朝食を済ませた後は、2人で観光。
名所を歩き回った。

……
何時間が経ち、仕事場に行く時間が近づいてきた。
ここで、Grab(配車サービス)に挑戦してみた。
すると2分もせずタクシーが来た。
「あれ? スマホに載ってるナンバーと違うじゃん」
そう思ったけど、普通にドアを開けてくる。
まぁいいか、と乗り込んだ。
すると運転手は
「前払いだ」
と言ってきた。
「いや、アプリで支払済みだ」
と言いスマホを見せると
「降りろ」
と言ってきた。
なるほど。
これが乗客ドロボウってやつなのか。
タクシーを降りると、運転手も降りてきた。
なんだ!? やる気かコノタロー!
と思ったら
「こっちだ、ついてこい」
と言って、少し離れた場所にいたタクシーに案内してくれた。
ナンバーはスマホに載ってるものと一緒だった。
つまり、ボク達が本来のるはずのタクシー。
この運転手、いい奴なのか、悪い奴なのか…?
ベトナムでの気づき①
まぁ、トラブルはこんなところかな。
いろいろあったけど、意外にも父は冷静だった。
ボッタクリにはキレてたけど(笑)
慌てなかった理由を聞くと
「全部、お金で解決できる問題だから」
さらに
「これがアメリカだったら、もうチョット焦ってた」
あーね、
ベトナムの物価が安いから、安心だったってことね。
だから、
金銭的な余裕は、心にも余裕ができる
ってことか。
ベトナムでの気づき②
ボクは両親から、
「勉強しろ!」
というセリフを言われたがない。
でも、
「英語は出来たほうがいいよ」
とは、何度も言われてきた。
ただ今回、
ボクがスマホで現地の人とやり取りするのを見て、
「英語もいらんな。」
父は、ボソっと言ってた。
でも、ボクの感想は逆。
翻訳ツールってどうしてもタイムラグができちゃうんだよね。
それにコミニケーションもとりづらい。
やっぱり、英語だけは出来たほうがいいね。
……
まぁ、思ったところで実際は、やってないけどね💦
オマケ(補足)
結局、ホテルの名前が違った理由は最後までわからなかった。
あくまで予想でけど、
同じ建物を複数の屋号で宣伝してたんじゃないかな。
また、その日の予約の日本人がボク達だけだったから、名前や予約確認もなく部屋に案内されたっぽい。
知らんけど。


