起業してからというもの、ものや世間の見方が変わった
……
ウソ、ミスった、カッコつけすぎた💦
「いろいろ気にするよう努力してます!」
っていうのがホント。
でも、気にしてると近所のスーパーとかでも
「なんで?」
「なるほどね」
ってのがたまにある。
例えば・・・
会員特典は、なぜ現金だけ?
近所のスーパーのレジで
「会員カードありますか?」
って必ず聞かれる。
それに対し、父は
「いえ、クレジットで」
と答える。
…
この返事、なんかおかしくね?
だって支払方法なんて聞かれてない。
気になって聞いてみると、このスーパーの会員特典は現金払いだけだった。
つまり「はい」の返事で現金払いが確定する。
でも「いいえ」のときは支払がわからない。
だから「クレカで」を続けて言っていたのだ。
なるほどね。
…
でも、なんで会員特典は現金払いだけなの?
だって、カードやスマホ決済のほうがレジが楽じゃん。
ってことでこれも調べた。
まぁ、だいたいの大人はこのカラクリわかってるだろうけど、せっかく調べたし、知らない中高生のために説明すると…
カード払いは、カード会社が一旦代金を立て替える。
で、カード会社は、その立て替え手数料を使用者ではなく店にくれって言う。
そんなら、クレジット払いは店が手数料分だけ利益が減るってことだ。
逆に、現金払いなら手数料はかからない。
だから、現金にその分の特典を付けてるってことだ。
ジャムの法則をなぜ無視する?
ジャムの法則って知ってますか?
パンを落としたとき、必ずジャムを塗った側が床につくっていう現象。
そりゃ、マフィー法則じゃないかい!
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気を取り直して…
ジャムの法則は、選択肢が多すぎると、選べなくなるという現象。
有名な実験では、24種類のジャムを並べた場合と、6種類のジャムを並べた場合を比較した。
24種類では、たくさんの人が売り場に興味を持ったものの、実際に購入した人は約3%。
一方、6種類では約30%の人が購入したらしい。
10倍ってすごくない?
「選ぶ」ってことが思いのほか負担になるんだって。
なるほど。
それに種類を絞ることで在庫リスクも減らせるから一石二鳥だね。
よし! じゃあ、実際のスーパーで調査!
近所のドンキで数えてみたら、
「1、2,3・・・💦」
まさかの60種類オーバー!
えっ、ジャムの法則はどこいった?
う〜ん、ジャム道は奥が深い。
……
ちなみにこれはドンキに限ったことじゃなくて、
大きいスーパーでは50種類ぐらいあるんだよね。
なんでか?
理由は「欲しい商品がない」を防ぐため。
また、これはジャムに限ったことじゃない。
そうすることで、
「ここならなんでも揃う」
とお客さんに思ってもらうため。
安売りが原因で客足が減ることも?
実は今回の記事は、これが書きたくてはじめた。
なんでチョット長くなります。
近所のドンキにあるパン屋の話。
……
そのパン屋が、いつごろからか、6時30分になると半額セールをはじめた。
それがだんだん広まったのか、半額セールに合わせてドンキに来るお客さんもいる。
ウチの親も
「この味でこの値段はお買い得」
ってな感じで、家では週に1回『パンの日』ができた。
ところがある日、半額ではなく30%OFFのポップだった。
「半額じゃないなら今日はパンやめよう」
ってことで、普通にドンキで買い物をした。
ところが、レジをすませると、ポップは半額になっていた。
「半額なら」
ってことであらためてパン屋へ。
でも、いつもの好きなパンはもうなくなってた。
30%OFFではじめて、それでも多く残ってるときは半額にするってことだ。
なるほどね。
次の週、セールの時間になると30%OFFのポップがたった。
ウチの親は
「半額まで待ってると美味いもんが無くなる」
って言ってすぐ購入。
でも、金額が想定外に高かった。
どうやら定価も上がってたみたい。
ウチの親は
「この金額なら、もういいかな」
「もうちょっと出せばもっと美味しいパン屋で買える」
そう言って、次の週から「パンの日」はおいしいで有名なβ店のパンにグレードアップした。
遠くて、高価だけど、それ以上にウマい!
…
ひと月以上たって、またドンキのパン屋の前を通った。
7時過ぎにも関わらず半分以上が残っていた。
ちなみにポップは30%OFFだった。
その日だけじゃない。
最近は、いつも人気(ひとけ)がない。
ウチと同じで
「30%OFFならいらない」
ってことなのかな。
……
安売りが広まると、安売りでしか売れなくなる。
最後にはセール価格が標準と認識されることになりかねないね。
とはいえ、
「食べ物である以上売り切りたい」
「まずは多くの人に食べてもらいたい」。
という気持ちはわかる。
じゃあ、どうすべきなのか?
マーケティングは
「相手の望むことをすること」
と教えてもらったことがある。
じゃあ『相手』である家(うち)が望むことを考えると…
美味しいパン屋と同じクオリティで、同じ価格ならきっと買う。
近いから喜んで買う。
そう思うと、考えるべきは
「値段を上げても買ってもらえること」
じゃないのかな?
…
このパン屋が、今後も30%OFFのタイムセールを続けるのか?
それとも半額にするのか?
または別のなにかをするのか?
引き続き観察したい。
追記(観察結果)
この記事を書いたあと、あることに気づいた。
「パンを作るコストしか見てなかった💦」
おいしいβ店とドンキのパン屋を「味」と「価格」だけで比べてた!
でも、β店は店舗も駐車場もある。
材料費や人件費だけじゃなく、そういう費用まで背負っている。
そりゃ、パンも高くなるわ。
一方、ドンキのパン屋は場所代こそ払ってるだろうけど、駐車場は必要ない。
だって、ドンキにあるから。
そして、もっとデカいのが、
「集客」
β店は、自分たちでお客さんを呼ばなきゃいけない。
でも、ドンキのパン屋はドンキが集客してくれる。
「あ、パン屋あるじゃん」
って、ついでに買う人もいるはず。
そう考えたら、ドンキのパン屋ってメチャ有利じゃん!
これまで、
「このパン屋、このままじゃヤバいんじゃね?」
って思ってたけど、今は違う。
「半額でも十分利益とれてるんじゃないの?」
「むしろ半額が適正価格じゃないの?」
もちろん、実際の原価も場所代も知らないから、本当に儲かっているかはわからない。
ただ、
「この味でこの値段だから高い」
という比較だけでは全然足りなかった。
「いくらで売っているか」だけじゃなく、「どんな条件で売っているか」まで見ないとダメ。
値下げしないといけない状況を見て、
「この店、大丈夫か?」
なんて考えていたボク。
大丈夫じゃなかったのは、ボクでした(笑)


