味の素が半導体シェアNo.1ってどういうこと? 今さら聞けない「半導体」とは?

実は、『味の素』が半導体分野においてシェアNo.1って知ってました?

あの調味料の『味の素』だよ。

「はぁ? なんで?」

と思いません?

っていうか、それ以前に、半導体って何?

以前「半導体不足」って、めっちゃ耳にしたけど、実はよく知らない。

「不足」ってのは材料がないの?

それとも半導体っていう部品が足りないの?

みんな当たり前に半導体っていうけど、知らないのボクだけ?

いやいやいや、そんなことないはず。

ホントは知らないって人、いっぱいいるでしょ。

………

ってことで、メッチャ勉強しました!

成果を披露したいので、ぜひ読んでください。

半導体とは?

まずはじめに、「半導体」という部品はありません!

世間で言う半導体とは、半導体材料を使って作られた「半導体部品」のことなんです。

――詳しい人はツッコミ入れたいかもしれませんが、我慢してください(笑)

ボクなりの、わからない人向け説明だからね。

じゃあ、半導体材料とは何か?

物質を電気的に分類すると3つに分かれます。

1つ目が、電気がスイスイ流れる『導体』

銅、銀、金、アルミなどがそう。

2つ目が、電気が流れない『絶縁体』

ガラス、ゴム、セラミック、プラスチックなど。

そして3つ目が、細工をすることで電気が流れる『半導体』

シリコン、ゲルマニウムなど。

この半導体材料(主にシリコン)を使って作られた部品が、世間で言う半導体なんですよ。

半導体部品とは?

スマホやPCでよく聞く部品あるじゃないですか。

CPU、メモリ、マイコン、センサー、チップなど。

これ全部、半導体部品と思っていいです。

また、これら半導体部品に共通しているのは、

「電気をコントロールして機械を動かす部品」

ってこと。

種類は大きく分けると10種類程度だけど、性能やサイズ違いで何万種類もあるらしいよ。

半導体不足問題

続いては、2020~2022年に起きた半導体不足の問題について。

「半導体がなくて車が生産できん」

「半導体が足りなくスマホが作れん」

こんな声をめっちゃ耳にしたよね〜。

これ、具体的に不足した半導体部品はと言うと…

車に関してはマイコン。

スマホやPCでは、マイコンのほかにCPU、メモリ、ICといった部品なんです。

ではなんで、足りなくなったのか?

それはこの時代に起きたある出来事が原因です。

このとき世界はどだった?

そう、コロナ!

自動車メーカーは、

「車は売れなくなる」

と予想し、マイコンの注文を減らしたんです。

ところがどっこい、

予想外に早く需要が回復。

一方、リモート勤務、オンライン授業の急増により、PC、タブレット、スマホ、ゲーム機などの需要が爆発!

その結果、世界中で

「半導体が足りない」

という状態になったわけです。

………

でも、どうなんだろうね。

PCやスマホへの供給不足は仕方ないにして、車のマイコン不足って、人為的ミスじゃない?

防ぐことできたんじゃね?

な〜んて思うのは、浅はかなボクだけかな。

日本の半導体事情

「半導体」って聞くと、どうしてもPCやスマホのイメージが強くない?

そのせいか、最近のものと思いがち。

でも、実際は何10年も前からあって、ラジオ、電卓、洗濯機・・・電気機器のほとんどに使われてたんだよね。

でもって、当初は、

「半導体と言えば日本」

ってぐらい、このビジネスではウハウハ状態だったようです。

ERA
1980年代 「半導体大国日本」

世界のシェア50%以上

NEC、東芝、日立、富士通が世界をリード

メモリ(DRAM)の生産が主力

ERA
1990~2000年代 「衰退期」

日本企業は投資や事業再編で後れを取り、世界シェアを大きく落としました。

・韓国(Samsung、SK hynix)

・台湾(TSMC)

などが急成長。

ERA
現在 「技術大国日本」

「半導体を作るための道具や材料」に特化

① 自動車向け半導体
・マイコン
・パワー半導体
 etc…
代表企業は、ルネサスエレクトロニクス
自動車用マイコンでは世界でも有力メーカーです。

② メモリ
・キオクシア
NANDフラッシュメモリを製造しており、世界市場でも大きなシェアを持っています。

③ 半導体製造装置・材料
ここ! この分野が現在の日本の最大の強み!

・シリコンウエハー

・フォトレジスト
・製造装置
・検査装置

日本企業はこれらで世界トップクラスのシェアを持つ分野が数多くあります。

味の素がシェアNo.1

「半導体をつくるための装置・技術」

この話が出たので、やっと『味の素』の話ができます。

もうなんとなくわかるよね、

そう、特殊な技術を持ってるんです。

ABF(Ajinomoto Build-up Film)

という特殊なフィルムです。

アミノ酸の研究を応用して開発されたらしい。

CPUなどの高性能な半導体の基盤に使われる絶縁材料で、

そのシェアは、なんと95%以上!

従ってABFが、事実上の世界標準になってるっぽい。

世界中がABFに依存してるわけだわ。

「もっと早くから知ってたら株買ったのに…」

って思っちゃいますね(笑)

実は日本企業がシェアNo1の半導体技術6選

がんばってるのは、味の素だけではありません!

ほかにも半導体分野で世界トップシェアの企業があります。

レーザーテックEUVマスク欠陥検査装置半導体の検査装置
味の素ABF(基板材料)CPU・GPUを支える特殊フィルム
ディスコダイシングソー・研削装置ウエハーを切る機械
東京エレクトロン半導体製造装置半導体制作用の工作機械
信越化学工業シリコンウエハー半導体の「土台」
HOYA EUVマスクブランクスEUV露光用マスクの基板

上記以外にも

SUMCO、JSR、東京応化工業(TOK)、SCREENホールディングス

といった企業が各分野のトップクラスに位置してます。

………

半導体自体では遅れるをとってしまった日本だけど、

生産するうえでの技術は、多数の分野で、日本が独占に近いシェア率をだしてる。

だから、世界は日本の技術に依存してる状況とも言える。

そう聞くと

「流石! 技術の日本!!」

とあらてめて思ったね。

なのに、この景気の悪さはなんなんだよ~💦

まとめ

半導体材料で出来た部品を「半導体」という。

半導体の役割は、電気をコントロールすること。

大きく分類すると10種類ほど。

性能やサイズの違いまで分けると、何万種類にもなる。

かつての日本は半導体大国であったが、現在は大きく後退してしまったが

それでも製造装置や材料など、多くの分野で世界トップクラスの技術を持っている。

日本の技術は、今も世界の半導体産業を支えている。

この記事を書いた人

粥川 小鉄のアバター 粥川 小鉄 webクリエイター

2010年 9月生まれ
2026年 4月名古屋市立工芸高等学校情報科入学
2026年 7月起業
ITパスポート・基本情報技術者検定 取得予定(笑)

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